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直帰率とは?GA4での確認方法とその手順について解説!

直帰率とは?GA4での確認方法とその手順について解説! アフィリエイトのロードマップ~知識ゼロから月収10万円を目指そう~
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飲食系&福祉系企業のWebマーケターとしての実践経験を積み独立。Web歴10年以上でSEO歴5年以上の実績を経て、複数企業様の専属SEOアドバイザー&コンサルトを行っています。

また、現役のSEO講師としても活躍中。私、野田太陽(ノダタイヨウ)のプロフィールの詳細と過去の実績は運営者情報をご確認ください。

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)はリリース当初、直帰率という指標はありませんでしたが、2022年以降のアップデートによって確認できるようになりました。

しかし、同じ直帰率という指標でも従来のユニバーサルアナリティクス(UA)とGoogleアナリティクス4プロパティ(GA4)とでは、定義や分析方法に違いがあります。

アフィリエイトで成果を出すためにもWebサイトを正しく分析し、直帰率の数字を確認するだけでなく、定義についても理解しておくことが重要です。

本記事では、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)における直帰率の定義や計算方法、確認方法とその手順について解説しています。

ぜひ、最後までご覧ください。

GA4における直帰率とは?定義とその特徴について解説!

GA4における直帰率とは?定義とその特徴について解説!

直帰率は、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)で確認できますが、ユニバーサルアナリティクス(UA)の直帰率とは定義に違いがあります。

そのため、ユニバーサルアナリティクス(UA)に慣れている方は注意しなければなりません。

ここでは、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)における直帰率の定義や計算方法について解説しています。

直帰率の定義

Googleの公式発表によると、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の直帰率は、下記のように定義されています。

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の直帰率とは、エンゲージメントのなかったセッションの割合のことです。

Google-アナリティクスヘルプ

例えば、ユーザーがWebサイトにアクセスしたとして、その閲覧時間が10秒以内で終了してしまった場合、そのセッションは直帰したとしてGoogleアナリティクス4プロパティ(GA4)で集計されてしまいます。

GA4における直帰率の特徴

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の直帰率を理解するには、エンゲージメントという指標について理解しなければなりません。

つまり、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)における直帰率の特徴としては、エンゲージメントの指数になったため、「直帰率=非エンゲージメント率」という考え方が基本となるということです。

また、アフィリエイトでもGA4による直帰率の指標が関係してきます。

そもそもエンゲージメントとは、人がどれくらいその事柄に対して熱中しているかを示す指標のことです。

これをGoogleアナリティクス4プロパティ(GA4)のエンゲージメント率に置き換えて考えると、Webサイトのなかでどれくらいユーザーの動きがあったのかを示した割合を意味します。

エンゲージメントについては、「直帰率の代わりになる?GA4によるエンゲージメントの指標について解説!」で後述します。

GA4における直帰率の計算方法について解説!

GA4における直帰率の計算方法について解説!

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)における直帰率の計算方法は、1記事のみのセッション数をすべてのセッション数で割って値を算出します。

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の直帰率はユニバーサルアナリティクス(UA)とは定義に違いがあるため、計算方法にも違いがあるところは留意しなければなりません。

それぞれの計算方法や分析対象、分析の指標の違いについて、下表にまとめました。

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)ユニバーサルアナリティクス(UA)
計算方法直帰率=100%-エンゲージメント率直帰率=ページの直帰数÷そのページから始まるセッション数×100
分析対象Webサイト/動画/アプリWebサイト
分析の指標アクション(イベント単位)記事単位

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の分析対象は、Webサイトだけでなく、動画やアプリにまで広がりました。

また、ユーザーのアクション(イベント単位)が分析の指標として位置づけられており、「エンゲージメントの発生=直帰しなかった」と認識されるようになりました。

そのため、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の直帰率や直帰数はユニバーサルアナリティクス(UA)と比べて低くなる傾向にあります。

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の直帰率と意味を混同しやすい指標に離脱率が挙げられますが、Googleのアナリティクスヘルプでは、下記のように言及されています。

離脱率は、あるページまたは画面で終了したセッションの割合です(離脱数 ÷ セッション数として計算されます)。

Google-アナリティクスヘルプ

直帰率と離脱率はどちらもWebサイトの分析や改善に必要な指標ですが、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)とユニバーサルアナリティクス(UA)で定義や計算方法に違いがあるところは留意しておきましょう。

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の離脱率については、下記の記事で詳しく解説しています。

GA4での離脱率の確認方法は?具体的な手順を紹介!
この記事は私、野田太陽(ノダタイヨウ)が執筆しました。 飲食系&福祉系企業のWebマーケターとしての実践経験を積み独立。Web歴10年以上でSEO歴5年以上の実績を経て、複数企業様の専属SEOアドバイザー&コンサルトを行っています。 また、...

GA4で直帰率を確認する方法とは?具体的な手順も紹介!

GA4で直帰率を確認する方法とは?具体的な手順も紹介!

ユニバーサルアナリティクス(UA)とは違い、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)では直帰率がデフォルトで表示されていません。

そのため、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)で直帰率を表示させてスムーズな分析を行うには、事前に設定を行い、下記のような確認方法まで理解しておく必要があります。

  • データ探索から確認する
  • 標準レポートをカスタマイズする

アフィリエイトで成果を出すためにも、ユーザーが各記事を回遊できるようにWebサイト内の構造を組み立てることが重要ですが、その際に直帰率の指標が確認できるとスムーズに分析できます。

それでは、詳しくみていきましょう。

データ探索から確認する

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)では、Webサイトで確認したい項目を自由に組み合わせることのできる「データ探索」と呼ばれる機能が搭載されています。

そしてGoogleアナリティクス4プロパティ(GA4)の直帰率は、このデータ探索から紐づけることができます。

具体的な手順は、下記のとおりです。

  1. Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)を開く
  2. 「探索」から「空白」を選択する
  3. 変数の項目「ディメンション」の「+」を選択する
  4. 「ページ/スクリーン」から「ページタイトル」を選択しインポートする
  5. 変数の項目「指標」から「セッション」の「直帰率」を選択してインポートする
  6. 「ページタイトル」を行にドラッグ&ドロップする
  7. 「直帰率」を値にドラッグ&ドロップすれば完了

それでは、図解していきます。

まずは、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)を開き、「探索」から「空白」を選択します。

GA4で直帰率を確認する方法とは?具体的な手順も紹介!

次に、変数の項目「ディメンション」の「+」を選択し、「ページ/スクリーン」から「ページタイトル」をインポートします。

GA4で直帰率を確認する方法とは?具体的な手順も紹介!

変数の項目「指標」から「セッション」の「直帰率」を選択して、インポートします。

GA4で直帰率を確認する方法とは?具体的な手順も紹介!

「ページタイトル」を行にドラッグ&ドロップし、「直帰率」を値にドラッグ&ドロップします。

GA4で直帰率を確認する方法とは?具体的な手順も紹介!

以上で、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の「データ探索」から直帰率の指標を表示させる手順は完了です。

標準レポートをカスタマイズする

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の標準レポートは、Webサイトの全体を確認できる機能です。

直帰率を「ページとスクリーン」のレポートに追加すれば、指標として確認できます。なお、標準レポートは上書きではなく複製をして、元のレポートは残しておきましょう。

具体的な手順を、下記にまとめました。

  1. Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)を開く
  2. レポートの「エンゲージメント」から「ページスクリーン」を開いて「レポートをカスタマイズ」を選択する
  3. レポートをカスタマイズの「指標」を選択する
  4. 「指標を追加」から「直帰率」を選択する
  5. 適用し、新しいレポートで保存すれば完了

それでは、図解していきます。

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)を開き、レポートの「エンゲージメント」から「ページスクリーン」を選択して「レポートをカスタマイズ」を指定します。

GA4で直帰率を確認する方法とは?具体的な手順も紹介!

レポートをカスタマイズの「指標」を選択して、直帰率の指標を追加し適用します。

GA4で直帰率を確認する方法とは?具体的な手順も紹介!

「レポート名」を記載し、新しいレポートとして保存をします。

GA4で直帰率を確認する方法とは?具体的な手順も紹介!

以上で、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の「レポートをカスタマイズ」から直帰率の指標を表示させる手順は完了です。

直帰率の代わりになる?GA4によるエンゲージメントの指標について解説!

直帰率の代わりになる?GA4によるエンゲージメントの指標について解説!

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)では、エンゲージメントが直帰率の指標の代わりとなり得ます。

直帰率の定義」でも前述したGoogleのアナリティクスヘルプで公開されている、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)のエンゲージメントの必要条件を下記にまとめました。

  • 10秒を超えて継続したセッション
  • コンバージョンイベントが発生したセッション
  • 2回以上のスクリーンビューもしくはページビューが発生したセッション

このうち、いずれにも当てはまらない場合は非エンゲージメントと位置付けられ、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)においては直帰とみなされます。

アフィリエイトで商品やサービスが売れるようになるには、エンゲージメントの指標も分析していかなければなりません。

ちなみに、ユニバーサルアナリティクス(UA)では、ユーザーが最初にアクセスした記事から離脱した割合を直帰率としていました。ユーザーが記事にアクセス後、最後まで閲覧してもすぐに離脱しても、1記事のみ閲覧したと判断され直帰したとみなされていたということです。

まとめ|GA4で直帰率を確認しよう!

まとめ|GA4で直帰率を確認しよう!

今回は、Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)における直帰率の定義や計算方法、確認方法とその手順について解説してきました。

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)の直帰率は、エンゲージメントのないセッションの割合を示します。

この指標を分析し、アフィリエイトで成功するには、エンゲージメント率を理解することが重要です。

また、ユニバーサルアナリティクス(UA)とは異なり、直帰率の計算方法や指標が異なるため、比較する際には注意しなければなりません。

Googleアナリティクス4プロパティ(GA4)では直帰率がデフォルトで表示されないため、周囲と確認方法を共有したり、標準レポートに追加するなどの対策が必要です。

今後も変更やアップデートが想定されるため、定期的な情報収集に努めましょう。

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