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【太字強調】strongタグとは?bタグとの違いやSEO効果について解説!

【太字強調】strongタグとは?bタグとの違いやSEO効果について解説! 【完全版保存版】SEO対策のロードマップ~Web歴10年以上の現役講師が初心者向けに分かりやすく解説~
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飲食系&福祉系企業のWebマーケターとしての実践経験を積み独立。Web歴10年以上でSEO歴5年以上の実績を経て、複数企業様の専属SEOアドバイザー&コンサルトを行っています。

また、現役のSEO講師としても活躍中。私、野田太陽(ノダタイヨウ)のプロフィールの詳細と過去の実績は運営者情報をご確認ください。

一般的に、Webで文字を太字強調するには、HTMLの「strong」「b」というタグが用いられます。

しかし、「strong」も「b」も太字で表示されるため、どのようなSEO効果があって何が違うのかが分からないという方もいることでしょう。

本記事では、文字強調タグとしてよく用いられている「strong」「b」の特徴とその違い、それぞれのSEO効果について解説しています。

ぜひ、最後までご覧ください。

strongタグとは?bタグとのSEO効果の違いについて解説!

strongタグとは?bタグとのSEO効果の違いについて解説!

HTMLで文字を太字強調する場合は、strongタグやbタグがよく用いられます。

まずは、strongタグの特徴とSEO効果についてみていきましょう。

strongタグの特徴

strongタグはHTMLにおけるタグ構造に属しており、Web上では太字強調の際に用いられています。

SEO対策として、strongタグを記述することがありますが、これには検索エンジンのクローラーが重要個所として認識してくれることが理由としては挙げられます。

ちなみに、全バージョンのHTML4.01では単に「より強く強調」という意味を持っていました。

しかし、現在主流のHTML5やHTML Living Standardのバージョンにおいては、「高い重要性を担う内容」という意味に変更されながらも、廃止されずに残っています。

そのため、一部ではSEO的には推奨されていないのではないか?と認識されながらも、現状としてはHTMLにおけるstrongタグは非推奨ではありません。

HTML5におけるstrongタグの意味

HTML5において、strongタグの意味合いは少し異なります。

例えば、HTML5においてstrongタグ囲まれた箇所は「緊急性」「重要性」「深刻さ」を表現します。

これだけでは分かりにくいと思いますので、その例を下記に示しました。

strongタグの入れ子の例

<strong>この箇所は<strong>最も伝えたい部分</strong>です。</strong>

このように、タグを入れ子にすることで、より強く太字を強調させることができます。

この記述方法は、太字を強調するstrongタグだけでなく、斜体を強調するemタグでも活用できます。

斜体強調タグのemタグについての具体的な取り扱い方法は、下記の記事で詳しく解説しています。

strongタグとbタグとのSEO効果の違い

strongタグとbタグのSEO効果についての違いを理解するためにも、まずはスタイルシートにおけるHTMLの記述方法をみていきましょう。

strongタグとbタグの記述方法の違い

<strong>文字で強調されています</strong>
<b>文字で強調されています</b>

このようにHTMLによって記述されているタグはそれぞれに違いがありますが、結果として文字の形式は、どちらも同じように太字で表示されています。

しかし、strongタグとbタグの意味に違いがあるということは理解しておくべきです。

一般的には、strongタグは検索エンジンのクローラーからSEO評価を受けたいときに記述しますが、その一方で、bタグはユーザーに向けて太字を強調したいときのみに記述します。

そもそも、bタグは一般的には使用されません。

理由としては、HTMLでは、strongタグが太字強調タグとして一般的だからです。しかし、strongタグを1つの記事内に頻繁に使用すると、SEO効果が薄れてしまうため注意が必要です。

strongタグは、検索エンジンのクローラーに読み取ってもらうために記述します。

例えば、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索したときに、strongタグで記述した箇所が検索で引っかかる仕組みになっています。

そのため、strongタグを記事内で頻繁に使用していると、検索エンジンがどの箇所をユーザーに伝えたいのかが理解できず、SEO効果が分散されてしまいます。

strongタグの使用回数の目安としては、約3,000文字の記事であれば、5回以内に抑えるよう心掛けましょう。

ちなみにHTML5においては、strongタグを入れ子にすることで、従来のstrong強調と比べて検索エンジンに評価されやすくなりますが、よほど緊急性が高く、どうしても伝えたい箇所にだけ記述するなどの注意点があります。

一方で、bタグは、検索エンジンで検索に引っかかることなく、ただユーザーが読みやすいように装飾されるだけのタグです。

そのため、SEO効果はstrongタグと比べるとそれほど高くありませんが、ユーザービリティの向上には役立ちますので間接的なSEO効果はみられるでしょう。

注意点

strongタグは記事内で頻繁に記述することは、SEO評価が分散してしまうため原則NGです。また、bタグは、原則として記述することはありません。

strongタグとbタグはどちらがSEOに効果的?Googleの見解について考察!

strongタグとbタグはどちらがSEOに効果的?Googleの見解について考察!

strongタグとbタグのSEO効果については、有識者によってさまざまな見解がなされていますが、Googleの見解としては、「strongタグとbはどちらが使われていようと気にしていない」とされています。

ここでは、strongタグとbタグにおけるGoogleのSEO効果についての見解をまとめました。

strongタグとbタグにおけるGoogleの見解

GoogleのMatt Cutts氏によると、strongタグとbタグのSEO上の違いについて、特に意味はないとの見解を示しています。

その動画を下記に掲載します。

この動画のなかで、Matt Cutts氏は「Webサイト内で、strongタグとbタグのどちらが使われていようと、Googleはまったく気にしていない」と発言しています。

strongタグとbタグの具体的な活用方法

WordPressなどのCMSでは、太字にするために「B」もしくは「b」というボタンがありますが、HTML記述ではstrongタグが自動的に設定されます。

つまり、WordPressでは「B」や「b」を選択すると、その裏側では自動的に「strongタグ」が反映されているということです。そのため、そのままstrongタグを使用してよいという結論に至ります。

逆にいえば、文字を太字にするタグとして、bタグは一般的ではないということになります。

それでは、bタグは具体的にどのようなケースで活用すればよいのでしょうか。

結論としては、検索エンジンで評価されなくてもよい箇所で、かつ、閲覧ユーザーにはしっかりと伝えたい場合に記述します。

これだけですと分かりにくいので、下記の例文で説明します。

例文

<strong><b>では、どちらがSEO効果が高いのでしょうか。その答えは、<strong>です。

この文章をHTMLコードで表示してみました。

例文のHTMLコード

<b>&lt;strong&gt;</b>と<b>&lt;b&gt;</b>では、どちらがSEO効果が高いのでしょうか。その答えは、<strong>&lt;strong&gt;</strong>です。

strongタグを乱用し過ぎるとSEO効果が分散されてしまうため、ユーザーに太字で伝えたい箇所は、上記のようにbタグで補います。

ちなみに、HTMLでは「<」は「&lt;」、「>」は「&gt;」で記述変換されます。

まとめ|strongタグのSEO効果を知ろう!

まとめ|strongタグのSEO効果を知ろう!

今回は、strongタグの特徴やbタグとのSEO効果の違いについて解説してきました。

SEO評価を獲得するために太字強調したい場合は、strongタグで記述しましょう。しかし、使い過ぎには注意が必要です。

一方、太字強調のbタグの使用頻度は低いのが現状です。

ちなみに、strongタグを1つの記事内で使いすぎることで、Googleからペナルティを受けてしまう危険性もあるため注意しなければなりません。

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