飲食系&福祉系企業のWebマーケターとしての実践経験を積み独立。Web歴10年以上でSEO歴5年以上の実績を経て、複数企業様の専属SEOアドバイザー&コンサルトを行っています。
また、現役のSEO講師としても活躍中。私、野田太陽(ノダタイヨウ)のプロフィールの詳細と過去の実績は運営者情報をご確認ください。
GoogleアドセンスとGoogleアナリティクスを連携させることで、アドセンス狩りなどの不正行為を早期に発見できます。
結論からいえば、Googleアナリティクスと紐づけているWebサイトのプロパティの設定を変更するだけなのでアフィリエイト初心者でも簡単に行えます。
本記事では、GoogleアドセンスとGoogleアナリティクスを紐づける手順とアドセンス狩りなどの不正行為を発見して対処する方法について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
アドセンス狩りとは?3つの手順でGoogleアナリティクスを紐づけるだけで対策できる!

アドセンス狩りとは、Webサイトの管理者が持つAdSenseアカウントを悪用し、停止もしくは剥奪させる行為のこと。Webサイトの管理者とは関係ない他人が、AdSense広告の不正クリックや不正利用を行うことを指します。
Googleアドセンス合格後は、悪意のある第3者によるアドセンス狩りの行為によってAdSenseアカウントの停止もしくは権利剥奪の処分を受けることがあるため、事前に対策しなければなりません。
その対策方法の1つに、Googleアナリティクスとの連携が挙げられます。
Googleアナリティクスを連携させてアドセンス狩りに対処する方法としては、下記に挙げる3つの手順で進めます。
- GoogleアドセンスとGoogleアナリティクスを連携させる
- AdSenseアカウントにログインして反映しているかどうか確認する
- Googleアナリティクスで連携を確認する
まずはこれらの方法を実践し、アドセンス狩りの実態を早期発見することが重要です。
悪意のある第3者がアドセンス狩りによって不正行為を行う目的については、下記の記事をご確認ください。
【アドセンス狩り対策】GoogleアドセンスとGoogleアナリティクスを連携させる手順を紹介!

アドセンス狩り対策を行うには、まずGoogleアドセンスとGoogleアナリティクスを連携させなければなりません。
上図はGoogleアナリティクスのユニバーサルアナリティクス(UA)のキャプチャです。左下にある赤枠箇所の「管理」から手順を進めます。
その後の主な手順は、下記のとおりです。
- Googleアナリティクスの「管理」を選択する
- Googleアドセンスに審査合格しているWebサイトをアカウントから選択する
- プロパティを選択する
- AdSenseのリンクを選択する
- コンテンツ向けAdSenseにチェックを入れて「続行」を選択する
- リンクの設定から「ビュー」を選択してリンクを有効化する
- 完了させてGoogleアドセンスの反映を確認する
しかし、本記事公開時点(2023年3月20日)において、Googleアナリティクス4プロパティ(通称:GA4)とGoogleアドセンスは連携できないため注意が必要です。
Googleアナリティクスのユニバーサルアナリティクス(UA)とGoogleアドセンスとの連携方法については、「ユニバーサルアナリティクス(UA)と連携する方法」で後述します。
GA4ではGoogleアドセンスと連携できない
Googleアナリティクス4プロパティ(通称:GA4)とGoogleアドセンスは紐づけできませんが、ここでは、どのような仕様になっているのかをみていきましょう。
Googleアナリティクス4プロパティ(通称:GA4)では、管理(左下の歯車マーク)から当該のアカウントを指定して、プロパティで連携したいサービスを選択します。
しかし、そのなかにGoogleアドセンスの項目はありません。
本記事公開時点(2023年3月21日)において、Googleアナリティクス4プロパティ(通称:GA4)はGoogleアドセンスをサポートしていないことが理由として挙げられます。
Googleアナリティクス4プロパティ(通称:GA4)とGoogleアドセンスが連携できないことについての詳細は、下記の記事で解説しています。
ユニバーサルアナリティクス(UA)と連携する方法
Googleアナリティクス4プロパティ(通称:GA4)はGoogleアドセンスをサポートしていませんが、ユニバーサルアナリティクス(UA)ならサポートされているため連携させることが可能。アドセンス狩りの不正な動作をいち早く察知するためにも、今すぐに導入しましょう。
Googleアナリティクスのユニバーサルアナリティクス(UA)で「管理」を選択して以降の手順を、下記に図解します。
Googleアナリティクスに紐づけているWebサイトの「アカウント」を指定します。

次に、Webサイトの「プロパティ」を選択します。

「AdSenseのリンク」を選択します。

「AdSenseのリンク」を選択すると、下図の画面に遷移します。
デフォルトの状態では「コンテンツ向けAdSense」にチェックは入っていません。

ここでは、「コンテンツ向けAdSense」にチェックして、「続行」を選択します。

リンクの設定から「ビュー」を選択します。

下図のように表示されたら、すべてのサイトデータにチェックを入れます。
ビューの数が「0」から「1」になったことを確認したら「リンクを有効化」します。

「完了」を選択します。

AdSenseリンクのデータが表示されるまでに、約24時間かかる場合があります。
下図のようにAdSenseアカウントが反映されたら、Googleアドセンスとの紐づけはすべて完了です。

ここでで取り扱っているGoogleアナリティクスのバージョンはユニバーサルアナリティクス(UA)です。また、キャプチャはすべてパソコンの画面です。ちなみにモバイル端末では操作性が悪いため、おすすめしません。
アドセンス狩りを早期発見!GoogleアドセンスとGoogleアナリティクスが連携されているかどうか確認する方法を解説!

アドセンス狩り対策のためにも、不正行為を早期発見することは重要です。
GoogleアドセンスとGoogleアナリティクスが連携されているかどうかを確認するには、下記の2つの方法が挙げられます。
- Googleアドセンスの管理画面
- Googleアナリティクスの管理画面
それでは、詳しくみていきましょう。
Googleアドセンスの管理画面で確認する方法
Googleアナリティクスのデータが反映されているかどうかは、Googleアドセンスの管理画面で確認できます。
確認する手順は、下記のとおりです。
- AdSenseアカウントにログインして「アカウント」を選択する
- 「アクセスと認証」を選択する
- 「Googleアナリティクスとの統合」を選択する
- 反映を確認する
それでは、具体的な流れを図解していきます。
まずは、「アカウント」を選択します。

次に、「アクセスと認証」を選択します。

「Googleアナリティクスの統合」を選択します。

GoogleアナリティクスのデータがGoogleアドセンスで反映されているかどうかを確認します。

Googleアドセンスと紐づけたWebサイトの下に「リンク済みのサービスコンテンツ」と表示されていれば、連携されていることを意味します。
Googleアナリティクスの管理画面で確認する方法
Googleアドセンスが反映されているかどうかは再度、Googleアナリティクスにログインすることで確認できます。

Webサイトのプロパティから「AdSenseのリンク」を開き、「AdSenseリンク設定」で紐づけが完了しているかどうか、確認しましょう。
Googleアナリティクスの何の指標を確認してアドセンス狩りを見極める?その具体的な方法を解説!

Googleアナリティクスのユニバーサルアナリティクス(UA)とGoogleアドセンスの紐づけが完了したら、アドセンス狩りを見極める方法について理解しましょう。
アドセンス狩りを見極める方法とその手順は、下記のとおりです。
- Googleアナリティクスにログイン後、「行動」を選択する
- パブリッシャーから「パブリッシャーのページ」を選択する
- AdSenseを選択して指標を確認する
まずは、Googleアナリティクスにログインし「行動」を選択します。

パブリッシャーから「パブリッシャーのページ」を選択します。

パブリッシャーのページを開くと、下図のように表示されます。
赤枠の「AdSense」を選択します。

Googleアドセンスの各指標が表示されますので、確認しましょう。

Googleアドセンスと紐づいたGoogleアナリティクスには、下記の指標を確認できます。
- AdSenseのインプレッション
- AdSenseのマッチ率
- AdSenseのページ回数
- 表示されたAdSense広告/セッション
- AdSenseの視認範囲のインプレッションの割合(%)
- クリックされたAdSense広告
- AdSenseのCTR
- AdSenseの収益
- AdSenseの収益/1000セッション
- AdSense有効CPM
アドセンス狩りなどの不正行為があると、数値的に異常がみられるため早期発見に繋がることでしょう。
まとめ|Googleアナリティクスと連携してアドセンス狩りの対策を実践しよう!

今回は、GoogleアドセンスとGoogleアナリティクスを紐づけて、アドセンス狩りのような不正行為をいち早く発見し対策を講じるまでの流れを紹介してきました。
アドセンス狩りによって収益に悪影響を及ぼす危険性もあるため、事前に対策しておくことは重要です。
Googleアドセンス合格後は、Googleアナリティクスと連携させて不正行為が行われていないか、確認できるような環境を構築しておきましょう。
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